月下美人


 お昼休み。
 いつもみたいにファッション部のみんなと一緒にお弁当を広げてたら、これまたよくあるパターンで、るみこが新しくできたクレープ屋さんの情報を仕入れてきてて、放課後みんなで行ってみようよ、ってことになったんだけど。
 なみなみは例によってるみちゃんのお迎えと夕飯のお買い物があるからパス、って言って。
 そしたらつぼみが、
「私も、今日は遠慮しておきますね」
 珍しく、そう言って。
 えー、何で? ってあたしが聞く前に、
「植物園の月下美人が、今夜あたり咲きそうなんです」
 つぼみから花が開く様を、リアルタイムで見るんです! なんて。
 拳を握りしめて、力いっぱい宣言した。
「げっかびじん?」
 耳慣れない単語に、あたしは首をかしげる。植物園にあって、今夜咲く、ってゆーんだから、花の名前には違いないんだろうけど。
「水木金土日はきれいじゃないってこと?」
「その月火じゃありませんよ」
「じゃ、カビが生えてびっくり! とか」
「……えりか。それ、今考えたでしょ」
 苦笑しながら、律儀にツッコんでくれるつぼみ。他のみんなは、生あたたかい眼差しであたしたちのやりとりを見守っている。
「月下美人、っていうのは」
 つぼみはこほん、と小さく咳払いを一つして、
「メキシコの熱帯雨林原産のクジャクサボテンの仲間で、もともとは蘭と同じ着生植物なんです。世間一般には、満月の夜にしか咲かないとか、世界中ですべての花が一斉に開くとか、いろいろ言われていますけど―――」
 いつものようにうんちくを披露しはじめた。
 あたしたちは例によって、適当にうんとかへーとか相槌を打ちながら黙々とお弁当を食べる。
 ……あ。
 つぼみのお弁当のアスパラベーコン、おいしそう。喋ってばっかでお弁当食べないんだったら、くれないかな、あれ。
「―――それで。今朝おばあちゃんから電話があって、今夜あたり咲きそうだということなので、早めに夕飯とお風呂と宿題を済ませて、温室で花が咲くのを観察するんです……ちなみに、花言葉は「はかない美しさ」なんですよ」
 花の話をするつぼみは、ほんとに生き生きしてて、嬉しそうで。
 ……や、ほんと、かわいいな。こんにゃろ。
「なるほどね。ところで、つぼみ」
 と、メガネをくいっと人差し指で上げながら、るみこ。
「お弁当。早く食べないと、昼休み終わっちゃうよ?」
 言われて時計をみれば、お昼休み終了四分前。あたしも含めて、他のみんなはとっくに食べ終わって、お弁当箱の片づけまで終わってる。
「え? ……ほあぁぁぁぁっ! 大変です!」
 つぼみは慌てて、お弁当箱の中身をせっせと口に運び始めた。
「つぼみ、だいじょぶ? ……手伝おっか?」
「らいりょうぶれふっ」
「ま、そう言わずにさぁ」
 あたしは、さっきからターゲットロックオンしてたアスパラベーコンをつぼみのお弁当箱からつまんで、口の中に放り込んだ。
「ほぁぁぁっ! へりふぁふぃほいえふ#$%※!」
 口いっぱいにごはんを入れたまま、つぼみが叫ぶ。
 何言ってるかわかんないけど。
「ほらほら、叫んでないで早く食べないと。」
 へらりと笑うあたしを、つぼみはもぐもぐと口を動かしながら、恨みがましそうに上目遣いでじっと見つめた。
 ……ってか。
 ああもう、いちいち可愛いなぁ。


 そんなこんなで、放課後。
 なみなみとつぼみは家に帰っちゃって、残った三人でいつもみたいにファッション部の活動して、いつもよりちょっと早めに終わって、噂のクレープ屋さんに行って。
 あとはいつもと変わらない、お決まりの日常。家に帰って、着替えて、テレビ見て。ちょっとだけお店を閉める手伝いして。
 晩ご飯を終えて、あたしは自分の部屋に引き上げた。もも姉のお風呂は長いから、あたしに番が回ってくるのはまだまだ先。
「ぷっふぁー! まんぷく!」
 ベッドの上に大の字ダイブして、うん、と伸びをして。
「ごはんを食べてすぐ寝ると牛になるですー」
「うっさい」
 コフレをむぎゅ、と抱っこして黙らせる。ごはんの後すぐ寝ると牛になるとか、ほんと、妖精のくせにんなことどこで覚えて来るんだか。
「むぐぐー」
「……つぼみ、今頃どうしてっかな」
 窓の向こう、お隣の家のつぼみの部屋は、ずっと明かりが消えたまま。きっと、温室に行ってるんだろう。
「あたしも行きたい、って。言えばよかったかなー」
 なんて、呟いてみるけど。
 聞けば、月下美人って、咲き始めてから満開まで二、三時間はかかるんだって。それをじーっと観察するのが、つぼみは楽しくてしょうがないらしい。どのへんが楽しいのか、あたしにはぜんっぜんわかんないけど。
 ……ま、そんなんだから。
 つぼみがあんなに楽しみにしてたイベントに、あたしの退屈オーラで水を差すのは申し訳ないな、って思ったんだよね。
「……って」
 頭では割り切ってんだけど。
「やっぱ、ちょっと、さびしいなー」
 大体、つぼみもつぼみだよ。あたしがたったいっぺん断ったくらいで、そうですか、なんて引き下がっちゃダメじゃん。そこは、『そんなこと言わずに、一緒に見ましょうよ』って、食い下がるところっしょ?

  ……ずーん……

 あーもう、考えるのやめよう。気分がずーんと落ち込んじゃう。

  ……ずーん……

 や、そんな効果音いらないし―――
「って、何の音よこれ」
 あたしはベッドから飛び起きて、窓を開けた。
 なんか、遠く―――駅のほうで、おっきな影が動いてる、ってか、暴れてるって言った方がいい?。
「……あれって。どう見ても」
「デザトリアンですぅー!」
 自由になったコフレが叫ぶ。
 あー……そう、ですよ、ねー……
「もーー何でこんな気分ズンドコの時に出てくんのよ!……コフレ!」
 あたしはココロパフュームを取り出した。
「がってんですぅ! プリキュアの種、いくですぅ!」
 コフレの生み出したプリキュアの種が、どんぴしゃりあたしの掌に落ちてくる。
「プリキュア・オープンマイハート!」
 光が、あたしの体を包んで。
 全身に、力がみなぎる。
「海風に揺れる一輪の花! キュアマリン!」
 変身を済ませたあたしは、窓枠を蹴って、つぼみの家の屋根に跳び移り。
「ボクはつぼみたちを呼んでくるですぅー!」
「ちょーーっと待ったぁ!」
 飛んでいこうとするコフレのしっぽを思いっきり掴んで引き留めた。
 みぎゃっ! って、ものすごい声をあげて、
「痛いですぅー! 何するですかぁっ!」
 コフレがぶりぶり文句を言う。
「つぼみの邪魔しちゃダメ! 花が咲くの、あんなに楽しみにしてたんだから……デザトリアンはあたし一人で片づける!」
「ほんとに大丈夫ですかぁー? 自分の部屋も一人で片づけられないのにー」
 あたしにジト目を向けながら、コフレ。
 ……おいこら。誰がうまいこと言えっつった。
「いーから、つべこべいわずに一緒に来・な・さ・い」
 あたしはコフレの減らない口をむにゅっとつまんで引っ張った。
「そんで、あんたはこころの花の持ち主を探すの! い・い?」
「……わひゃっはれふぅー」
「ん。そんなら、行くよ!」
 コフレが納得したところで、あたしはデザトリアンが暴れている現場を目指して駈けだした。


 デザトリアンは、駅裏の広場で暴れていた。
 でっかい頭。
 おっきな胸。
 ぽっこりお腹。
 ふくよかなおしり。
 そして、ほっそーい脚。
 今日のデザトリアンは……
「オヒトリサマデワルカッタワネーーー!」
 ……焼き鳥?
「アタシダッテ、スキデオヒトリサマヤッテンジャナイワヨ!」
 ……なんか……美味しそうだけど……
「ダイタイ! カチョーガ!」
 ……なんか……
「バカミタイニツギカラツギヘトシゴトモッテクルカラ!」
 ……すっごい、めんどくさそう……。
「デアイナンカ、アルワケナイジャナイノヨォォォ!」
 ……とりあえず、
「マリィィィィン……」
 先手―――
「インパクトぉぉぉぉっ!」
 ―――必勝!
  どごぉっっっ!
 あたしは、ビルのてっぺんから飛び降りる勢いを乗せて、デザトリアンの後頭部をぶん殴った。
  ずずぅぅん……!
 巨大な焼き鳥が、地べたに倒れる。
 なんか、食べ物粗末にしてるみたいで心苦しいんですけど……ま、いっか。とっとと片づけちゃお。
「マリィィンタクトぉ!」
 あたしの気合いに応えるように、タクトが現れる。
「花よ煌めけ!」
 ……と。
  もくもくもくもくもく
 不意に、煙が辺りに立ちこめた。何も見えない、ってか、
「プリキュア……うげっほっほぉ!」
 何これ、すっごい目に滲みるんですけど!
「ヒトリデノンダッテ、イイジャナイ!」
  ぶぅんっ!
 風を切る音が聞こえた次の瞬間、
  どごっっ!
 からだの左半分に、強烈なショック。
「わぁっっっ!?」
 一瞬、視界が真っ白になって、すぐに真っ黒になって。
 気付いたら、地面をごろごろと転がってた。
「ヒトリデヤキトリヤサンニハイッタッテ―――」
 ―――ヤバい!
 あたしは咄嗟に、跳びのいた。いわゆる野生のカンってやつ。
「イイジャナァァァァイッッッ!」
 地べたに這いつくばったところから、両手両足に思い切り力を込めて。
  ずどごぉぉぉぉんっっっっ!
 一瞬前まであたしがいた場所に、デザトリアンのでっかい拳がめり込んだ。砕けたコンクリートが勢いよく辺り飛び散る。もうもうと上がった砂煙の向こうから、こっちをぎろりと睨むでっかい目。
「マリィィィィン―――」
 あたしは考えるより先に、叫んだ。
「アタシダッテ!」
 デザトリアンも叫ぶ。
「サミシイノヨォッ!」 
 無数の針みたいなものが、こっちに向かって飛んでくる。
 ―――串だ!
「シュートぉぉぉぉっっっ!」
 あたしの放った水の弾が、その串を次々と溶かしていく―――けど。
 全部は溶かしきれないで、何本かはあたしに向かって飛んできた。
「ひょわぁぁぁぁっっ!?」
 あたしはそれをよける。クネクネと体をよじって。
 とにかく、よけまくる!
  どどどどどすどすどすっっ!
 何とか全部よけきったけど、後ろのビルの壁に刺さりまくったでっかい串の間に体を挟まれて、すっかり身動きが取れなくなってしまった。
 しかも、かなりへんてこりんな格好で。
「………………」
 デザトリアンの目が、ぎらりと光った。
 うわぁぁぁヤバいヤバいヤバいちょぉちょぉマジでマジでマジで!
 もうダメだ、って思った、その時。

  ずどぉぉぉんっっっ!

 何か、すごい音がして。
  ごごぉ……ん!
 デザトリアンがひっくり返った。
「お待たせしましたっっ!」
 聞き慣れた、声。
「つぼみ!? ちょ、」
「変身してるときに名前で呼んじゃだめですよ」
 つぼ……ブロッサムはひらりと地面に降り立つと、そう言って苦笑しながら壁に刺さった串を引っこ抜きはじめた。
「オヒトリサマデスネッテ……」
 デザトリアンが、ゆっくりと起きあがる。
「や……何で? 花は? あんなに楽しみにしてたじゃん!」
「デッカイコエデイウナァァァァッッッ!」
  もくもくもくもく
 デザトリアンは、あたしのセリフを邪魔するように叫んで、また煙を吐き出した。
「ブロッサム―――シャワぁぁっ!」
 あわてず騒がず、ブロッサムの花吹雪。煙はあっという間に吹き飛んで、ついでにデザトリアンもバランスを崩してひっくり返る。
「お話はあとですっ! マリン!」
 ブロッサムはタクトを手に、あたしの方を振り返った。
 うわ。
 なんか……今日のブロッサム、カッコいいんすけど……
「おうよ!」
 あたしも、タクトを構えた。
「集まれ! ふたつの花の力よ!」
 ま、何にしても。
「プリキュア・フローラルパワー―――」
 とりあえず、
「フォルテッシモぉ!」
 ブロッサム―――つぼみがいてくれたら。
「ハぁぁぁぁぁぁトキャッッチ!」
 恐いもんなんか、なんもない。


「見つけたですぅー!」
 デザトリアンをやっつけて、こころの花を取り戻したあたしたちの所に、コフレとシプレが飛んできた。
「デザトリアンにされたのは、この人ですぅー!」
 コフレが持ってきた小さな玉に、つぼみがそっと、こころの花を挿す。
 と、玉と花とがひとつになって、スーツ姿の女の人が現れた。
「赤詰草の花言葉は『勤勉』。きっと、真面目な方なんですね」
 気を失ったままのお姉さんを、歩道の端にそっと座らせて。
「『豊かな愛』という花言葉もありますから、きっと素敵な出会いがあると思いますよ?」
 お約束の、つぼみの花言葉ウンチクも飛び出して、めでたしめでたし。
 ……って、言いたいとこだけど。
 あたしは、コフレの頭をわしっと掴んだ。
「ちょ、コフレ! あんた、なんでつぼみ呼んできたのよ! つぼみの邪魔しちゃダメだっつったじゃん!」
「違うですぅー! ボクじゃないですぅー!」
 涙目で、じたばた暴れるコフレ。泣くくらいならはじめからあたしの言うこときけっつーの!
「えりか。コフレは本当に、私のところには来てませんよ」
「止めてくれるな! いくらつぼみの言うことでも―――」
 ……って。
「へ?」
 あたしは思わず手を放した。コフレはすかさず逃げ出して、つぼみの後ろに隠れる。
「じゃ、何で?」
「……これだけ盛大に暴れれば、呼ばれなくてもデザトリアンが出たって分かります」
 苦笑しながら、つぼみ。ぐるりと周りを見てみれば確かに、広場の石畳とかタクシー乗り場のアスファルトとか、デザトリアンの足跡でバッキバキのボッコボコだし、そこらへんのビルはボッロボロだし、でっかい串がまだ何本か刺さったまんまだし。
「あー……」
 ですよ、ねー……
「……ごめん」
 あたしが謝ると、つぼみは一瞬きょとんとして、何がですか? なんて首を傾げる。
「何が、って。つぼみ、花が咲くのあんなに楽しみにしてたじゃん。月下美人、だっけ? それなのに、さ。邪魔しちゃって」
「ああ」
 やっと合点がいったみたいに、つぼみ。
 ああ、って。
 ああ、って、何その軽いノリ。
「デザトリアンが現れたのは、別にえりかが謝ることではないと思いますけど」
 後ろに隠れたコフレの頭を肩越しに撫でながら、つぼみがまた苦笑する。
「そりゃ、そうだけどさ……あたしがもちょっとしっかりしてれば、つぼみの邪魔せずにすんだのに」
 一人で片づける!なんて、コフレにでっかい口叩いといて、このザマよ。ほんと、イタいったらありゃしない。
「……えりかの気持ちは、嬉しいです。けど」
 つぼみは少し困ったような顔で微笑んで。
「そのためにえりかが危ない目に遭うのは、いただけません」
 あたしの顔をまっすぐに見て、
「私には、月下美人よりも、えりかの方がずっと大事ですから」
 殺し文句みたいにそう言った。
「っ―――」

 どきり、と、心臓が跳ねて。
 顔が、熱くなる。

「……そうだ。よかったら、えりかも見に来ませんか? 今から」
 ナイスアイディア! みたいにぽんと手を叩いて、はじけるような笑顔で、つぼみ。ほんと、人の気も知らないで。
「月下美人の花は、とてもいい香りがするんですよ」
 いかがですか? なんて、あたしのご機嫌うかがうみたいに。
 そんな顔しなくても、あたしがつぼみの誘いを断るわけないじゃん。
「んー……ま、つぼみがそこまで言うなら」
 あたしが答えると、つぼみは満面の笑みで、はいっ、とうなずいた。
「来年は、花が咲くところから、一緒に見られるといいですね」
 と。
「……へ?」
 ちょ。今、なんつった?
「来年、って。月下美人って、毎年咲くの? 十年に一度とか百年に一度とかじゃなくて?」
「ええ。上手に育てて、株にじゅうぶん元気があれば、今年のうちにもう一回花芽がつくこともありますよ」
 いつものウンチク口調で、つぼみが言う。
「なぁんだぁ……」
 ほんっと、バカみたい。
 なんてゆーか、こう。
 一人で張り切って、軽く死にかけたあたしの苦労、何だったの、みたいな。
「あ、でも。夕方咲き始めて、次の朝には枯れてしまいますから、一年のうちたった一晩しか見られない珍しい花には違いありませんし、一見の価値はあると思いますよ?」
 あたしがため息をつくと、そう言って、とんちんかんなフォローをするつぼみ。月下美人がそんなに珍しい花じゃないって聞いたのが、あたしのがっかりの原因だと思ってるみたい。
「あー、うん、そだねー」
 ポイント、そこじゃないんだけど。
 あたしは両手を上に伸ばして、んんっ、と伸びをした。
「……それから」
 つぼみは言葉を続けて。
「もし、月下美人が百年に一度しか咲かない花だったとしても。私は迷わず、えりかを選んでいましたよ?」
 ……さらっと、そんなこと言うから。
 思わず振り向いたら、やけに大人びた目つきのつぼみと目が合って。

 また、どきり、と心臓が跳ねて。
 どうしようもなく、顔が、熱くなる。

 ほんと、周りが暗くてよかった。こんな茹でダコみたいな顔、恥ずかしくてつぼみには見せらんない。
「だから。今日のことは、気にしないでくださいね?」
 あたしの動揺に気付いてるんだかないんだか、つぼみはいつもの調子でにっこりと微笑んでそう言った。
「……ほんっと。つぼみって、時々スゴいわ……」
「? 私、何か変なこと言いましたか?」
 ……自分がどんだけスゴいこと言ったか、ぜんぜん気付いてないし。
「そーゆーわけじゃないけどさぁ」
 気付いてやってるんだったら、とんでもない悪女だよね。
「けど、何ですか?」
「何でもないってば」
「えりか……もしかして、ご機嫌斜めです?」
 そのくせ、妙に鋭いし。
「別に。そんなことないし」
「そうそう。お茶請けにはらのの大福も用意してありますよ」
「え。マジで?」
 あたしの扱い方も、よく知ってるし。

 ―――ほんと。
 つぼみには、かなわない。


《fin.》

  


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