『天球儀の夜』
作中の星座について

 

 この作品の中で、マーキュリーが星座について幾つか言及しました。
 そのうち『白鳥』『鷲』『竜』の三つは、解説は不要かと思います。最初の二つは、『夏の大三角形』を作る星を含んだ星座ですし、鷲座のアルタイル、といえば七夕の牽牛星としても有名ですね。そして、竜座といえ聖闘士・紫竜……(笑)
 しかし。
 最後の『ティーポット』って何?と疑問に思われた方は少なくないのではないかとも思います。もちろん、ティーポット座などという星座は存在しません(笑) 実はこれ、『射手座』のことです。
 射手座は通常、

  

↑のように星を結び、半人半馬の者、ケンタウロスが弓を構えた姿を描き出します。しかし、

西洋ではこのように結んで、『ティーポットだ!』というのです(笑) 初めてこの星座を見る時に、このように習って覚えるんですね。だって、確かにこの方が覚えやすい(笑)ちなみに、

ピンクの線で示した部分が、『北斗七星』に対して『南斗六星』と呼ばれるものです。例の、「あたたたたたーーー!」な漫画で一躍脚光を浴びた星です(笑) 西洋では、確か『ミルク匙』と呼ばれていたような…。
ちなみに、ATOKでは北斗七星は一発変換できますが、南斗六星はできませんでした(笑)

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