侵蝕 〜このお話の背景〜
時は、夏休み直前。
セーラーチームのいつもの面々は、ヴァイオリニスト海王みちるさんの演奏旅行にくっついてヨーロッパへ行くことになったのでした。しかし、時を同じくして彼女達に忍び寄る敵の影・・・復讐に燃える吸血鬼、ブラッディ・ドラクル・ヴァンピール(♀)。彼女はセーラーチームの戦力を一人ずつそぎ落としてゆくという目論見のもと、手始めにマーズを、続いてジュピター、ウラヌスをその牙にかけたのです。(ヴァンピールは、正確にはヴァンパイアと人間の混血ですが、このお話を読んでいただく限りでは単に「ヴァンパイア」という理解で十分です。)吸血鬼に噛まれた者はいずれ新たな吸血鬼と化す運命に。それは彼女達も例外ではありません・・・。
他に作中に出てくる敵キャラクターの名前として、
リリス・ザ・ダークネス ・・・・・敵の準ボス。妖術使い。
があります。
注意!
この解説は、ミュージカルをご覧になっていない方にこの小説をお楽しみ戴くためのものであり、非常に簡略化された記述をしています。それ故に正確さを欠き、ミュージカルを実際にご覧になった方にはご不満もおありかと存じますが、その点はどうかご容赦下さい。