4人の86時間

美奈子のテニス講座

美奈子「えー、これからいよいよセーラーチームテニストーナメントが始まるんだけど、
  みんなルールはわかってるかなー?」
亜美、レイ「はーい」
まこと「ちょっと・・・」
亜美 「まこちゃん。昨日教えたばっかりでしょ。」
まこと「ごめん。いっぺんに言われたんで、あんまり頭に残ってなくて・・」
美奈子「まあまあ、亜美ちゃん。それでは、この美奈子プロがまこちゃんの頭でも理解で
    きるように易しく教えて上げましょう。
まこと「あたしの頭でもって・・。美奈子ちゃんよりはましだと思うんだけど・・」
美奈子「なんか言った?」
まこと「いえ・・。教えて下さい・・。易しく・・。」
美奈子「素直でよろしい。ではまずセットとゲームとポイントの関係について説明します。
    まず、今回のトーナメントは、1セットマッチですから、先に1セット取った方
    が勝ちになります。
    次に「セット」ですが、これは通常6ゲーム先に取った方が勝ちになります。
    ただし、5ゲームずつ取った場合には、続いてどちらか2ゲーム先取した方が勝
    ちになります。
    仮に6ゲームずつ取った場合には、「タイブレーク」という特別なルールのゲー
    ムを1ゲームやってそのゲームを取った方が勝ちになります。
    ここまではいいかな?」
レイ、まこと「はーい」
美奈子「次に「ゲーム」ですが、これは、通常先に4ポイント先にとった方が勝ちになり
    ます。
    ただし、3ポイントずつで並んだときは、「ジュース」となって、どちらかが先
    に2ポイント多くとった方が勝ちになります。」
まこと「先生、質問!」
美奈子「はい、木野くん。」
まこと「1ポイント負けてる方がポイントを取るのが続いて「ジュース」が終わらなかっ
    たらどうなるんでしょうか。」
美奈子「その場合は、死ぬまで続けてもらうことになります。」
まこと「・・・」
美奈子「それでは、先に進みます。
    硬式テニスのポイントの数え方は、独特な言い方になっています。
    1ポイントも取っていないことを「LOVE(ラブ)」
    1ポイント取ったことを「15(フィフティーン)」
    2ポイント取ったことを「30(サーティ)」
    3ポイント取ったことを「40(フォーティ)」
    と言います。
    なぜこういう呼び方をするのかはわかっていません(きっぱり)。
    そして、ポイントのコールはサービスを打つ方から数えますので、3ポイント戦
    って、サービス側が1ポイント、レーシブ側が2ポイント取っていると、「15-30
    (フィフティーン、サーティ)」、両方2ポイント取っていると、「30-30
    (サーティオール)」と言うこととなります。」
まこと「先生、質問!」
美奈子「はい、木野くん」
まこと「両方3ポイントだったら「40-40(フォーティオール)」というんですね?」
美奈子「それは、さっきも言ったように「ジュース」となります。人の話を良く聞いてお
    くように。それでは、先に進みます。次は、サービスとレシーブの順番について
     説明します。
    あるゲームでサービスを打つ人はそのゲームではずっとサービスを打つことにな
    ります。そのゲームでサービスを打つ人をAさんとすると、
  (1)  Aさんは、まず、半分より右側のコート(フォアサイド)に立って、対角線
     方向(相手側にとってのフォアサイド)にサーブを打ちます。サーブは2本
     まで打てて、2本ともセンターライン、サイドライン、サービスライン(コ
     ートの中程に引かれた横線)で囲まれたエリアに入らないと、相手方のポイ
     ントになります。
  (2)  次のポイントでは、Aさんは、半分より左側のコート(バックサイド)に立っ
     て、対角線方向(相手側にとってのバックサイド)にサーブを打ちます。
     その際、レーシブをする側はサイドを変えません。_でレシーブした人とは
     別なもう一人の方がレシーブをします。
     つまり、レシーブをする方は、フォアサイドでレシーブをする人はずっとフォ
     アサイドでレシーブ、バックサイドでレシーブをする人はずっとバックサイ
     ドでレシーブすることになります。」
  (3)  以下、(1)、(2)を繰り返します。
     ルールの説明は以上です。」
まこと「先生!」
美奈子「はい、木野くん。何ですか。」
まこと「亜美コーチが使っている専門用語がよくわかりません。主なものを教えて下さ
    い。」
亜美 「まこちゃん、わからないのに、うんうん頷いてたの?」
まこと「あ、あの、大体わかってたんだけど・・。念のため・・。」
美奈子「はい、木野くん。専門用言の意味がわからないのは恥ずかしくありません。私も
    亜美ちゃんの勉強の講義は半分もわかりません。(おいおい)
    テニスの主な用語は次のとおりです。
   (1) ボレー     →ボールをノーバウンドで打って返すこと。
   (2) ロブ、ロビング →前に出ている相手の頭の上を越す高い球。
   (3) 中ロブ     →普通のストロークとロブの中間ぐらいの高さの球。
   (4) パッシングショット→前衛でボレーをしようとしている人のサイドを抜くため
               に放つ低い球。
   (5) トップスピン  →順回転のこと。ラケットを下から上にこすりあげるよう
              にして打つ。この回転が係った球は、下に向かって落ち
              ようとする力がかかるので、強く打ってもオーバーしな
              い。ただし、この球を強く打つのにはかなり腕力がいる。
   (6) フラット    →回転がかかっていない球のこと。同じ力で打てば、この
              球を打つのが一番スピードが出る。
   (7) スライス    →逆回転のこと。ラケットを上から下にカット気味に打つ。
              この球はスピードはなく、落ちたときあまり弾まない。 
   (8) スライスサーブ →少し、サイドスピンをかけたサーブ。普通に打つとこの
              サーブになる。比較的入れやすい打ち方。
   (9) フラットサーブ →文字どおりフラットのボールを打つサーブ。入りにくい
              がスピードが出る。サービスエース狙いのときはこれ
   (10) フォアサイド  →コートの右半分。又は、自分から見てフォアハンドの方
              向(右利きの人なら右方向)をいう。
   (11) バックサイド  →コートの左半分。又は、自分から見てバックハンドの方
              向(右利きの人なら左方向)をいう。
   (12) ラブゲーム   →片方が1ポイントも取れないで終わったゲームのこと。
 
はるか「おーい。美奈子たちはどーしたー。」
美奈子「それでは、講義はこれでおしまい。あとは、試合の最中ってことでね」
みんな「はーい。」

  

<終>

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